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03.03.23

Jean Rousseau X Havid Nagan 新たな逆説的ライン

Havid Nagan: "過去から未来への展望" Aren Bazerkanian

「パラドキシカル・ウォッチ」― ハヴィッド・ナガンのキーフレーズは、伝統的なオルロジュリーと革新的なデザインの融合というクリエーターの思いを反映しています。これはジャン・ルソー自身も大切にしているアプローチです。クリエイターのアレン・バゼルカニアンから彼の初のウォッチラインのアイデアが寄せられたとき、デザインをより洗練させたり、世界中の優れた職人を集めたりと、ジャン・ルソーチームにとってごく自然な成り行きで彼に協力しました。そして今日、コレクターの皆さまにこのブランドを紹介できることを大変嬉しく思います。

ハヴィッド・ナガンという名前は、「永遠」を意味するアルメニア語のHavid Naganに由来しています。しかし、ブランドの生みの親であるアレン・バゼルカニアンはやっと30代になったばかりです。不動産業、そして時計メーカーのF.P. ジュルヌでの仕事を経験し、その間もデザインに没頭し、彼が惹きつけられるようなスタイルを体現するブランドを探していました。「自分が求めているものがなかったり、価格帯が高すぎたり。そこで、自分なりの探究を続け、建築的な形を描き続けました。ありきたりなケースしかなかったので、何か新しいもの、面白いものが欲しかったのです。」

小規模で初めて、高みを目指す

アレン・バゼルカニアンは「18世紀や19世紀の伝統的な時計のデザインと慣習を、現代の時計製造の先進技術と組み合わせる」という逆説的なアイデアを気に入っています。最初の時計「NH00」のデザインが完成するや否や、彼はメーカーやサプライヤーに連絡を取りました。「NH00」の機構はシュワルツ・エチエンヌ、文字盤はカドラノール、いずれもスイスの老舗メーカーに依頼しました。では時計ベルトは?「F.P. ジュルヌで働いているときにジャン・ルソーを知りました。どんなオーダーでも受け入れてくれました。例えば、ブルーのアリゲーターにプラチナのハンドステッチは?ノープロブレム。だから、時計ベルトはジャン・ルソー以外に考えられませんでした。

彼は温かく迎え入れられました。ジャン・ルソーのアメリカ支社マネージャーのピエール=ルイ・フォレは次のように続けます。「私たちジャン・ルソーは、ハイエンド市場の優れた職人たちをよく知っています。伝統と革新という哲学を共有する者なら、この世界に新しく参入するのを喜んで迎えます。コレクターの方々も新しいブランドを発見したいと思っています。私たちは完璧を追求し、洗練された新しいデザインを生み出すことに情熱を持っていますし、一緒に働く運命だったようです。」

オーダーメイド時計ベルトの秀逸さ

「NH00のケースのイメージが湧いた時、突起のない全体的に滑らかなものにしたいと思いました」と語るアレン・バゼルカニアンは、光や熱に強く、シルクのような手触りの高品質マイクロファイバー素材のアルカンターラ®︎を選択しました。「アルカンターラの時計ベルトは、あまり見かけないものですし、それにチタン製のケースによく合うと思ったのです。しかし、四角の中に円形があるという独特の形のケースに時計ベルトを合わせるのは簡単ではありませんでした。そこで、オーダーメイドで理想の形を実現してくれる天才に出会ったのです。」

その言葉に、ジャン・ルソーのNYブティックの技術責任者のナサニエル・ラザーは微笑み、次のように言います。「何度かやり取りをして、アレンが望むものが正確に伝わりました。そこで、ケースに取り付ける時計ベルトの3Dモデルを作り、インサートの正確な形状を模索しました。」最初のプロトタイプは、ケースに完璧にフィットするものができるまで何度も試作を繰り返しました。独創的なデザインにはオーダーメイドの解決策が最適です。

ハヴィッド・ナガンの初めてのシリーズであるHN00は、2023年4月の初回お渡し分が、2023年2月の予約販売の時点で完売になりました。アレン・バゼルカニアンは自身のセカンドシリーズである、より軽く、より薄く、より複雑で、絶妙な色合いのHN01 Lucineの仕上げに入っているところです。この洗練されたモデルのために、彼は時計ベルトの選択肢を広げました。「エレガントな装いにはアリゲーターを、リラックスしたシチュエーションにはゴートレザーを、スポーツにはテキスタイルを。さまざまなシーンに合わせて、時計ベルトを付け替えることができます。」この新しいシリーズは2023年夏に発表されます。

Havid Nagan

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