70年の歴史、メゾン ジャン・ルソーの旅
マガジン
06.17.24

70年の歴史、メゾン ジャン・ルソーの旅

ブザンソンからトロワまで、クラフトマンシップと情熱の物語

昔々、1954年のこと、フランスの魅力的なブザンソンの町に、ジャン・ルソーという先見の明のある人物がいました。職人であり、革製品工房を長年経営していた彼は、卓越したレザー時計ベルトを製造するというビジョンとともに、自身の会社「ソブラリュクス」を立ち上げることを決心しました。彼の大志とものづくりへの情熱は、世代を超えた長きにわたる冒険への道を切り開きました。後の1973年、ラ・カンパニー・デュ・ブレスレット(COBRA)となったこの会社は、ラグジュアリークラフトマンシップの世界における美しい物語の幕を開けたのでした。

メゾン ジャン・ルソーの始まり

1999年、ジャック・ボルディエが同社を引き継いだことで、メゾンは新たな一歩を踏み出しました。わずか45人の従業員で製造を再開し、のちに卓越性と職人技の代名詞となるメゾンの礎を築きました。2 年後の 2001 年、メゾンの最初のアトリエ・ブティックがパリにオープンし、発展に弾みがかかります。2002年には、ブザンソンのアトリエを近隣のプルーゼに移転。創業者へのオマージュとして、社名をマニュファクチュール・ジャン・ルソーと改め、ラグジュアリーの分野に活動の焦点を絞りました。2007年、メゾンはその卓越した職人技を認められ、初めて「無形文化財企業(Entreprise du Patrimoine Vivant)」のラベルを授与されました。その後、このラベルは4回にわたり更新されています。

世界を目指して

ジャン・ルソーの成功に国境はありません。2005年、ジャン・ルソーは東京に進出し、数年後、東京で最も洗練された界隈のひとつである銀座にアトリエ・ブティックをオープンしました。続いてロンドンとニューヨークにアトリエ・ブティックをオープンし、それぞれがフランスのエレガンスと職人技を象徴する場所となりました。これらのアトリエ・ブティックは単なる店舗ではなく、職人が常駐し、オーダーメイドの革製品の製作やカスタマイズを通じて、お客様一人ひとりに本物のパーソナライズされた体験を提供しています。現在、ジャン・ルソーは、ハロッズやブヘラをはじめとする世界の85の専門店とパートナーシップを結んでいます。

トロワで新たな章の幕が上がる

2023年、メゾン ジャン・ルソーは、フランス北東部に位置するトロワを3番目の製造拠点として選び、その歴史に新たな1ページを刻みました。この場所で、メゾンが紡いできた高品質と精工さの伝統を受け継いでいく新世代の職人を育成しています。また同年には、サマリテーヌ・パリの2階にミニアトリエを開設し、お客様が実際に革製品をご覧になり、お手持ちの時計をカスタマイズしていただける場となっています。

70年の伝統を受け継ぐメゾン ジャン・ルソーは、職人技を守り続けることに情熱を注いでいます。ブザンソン、東京、ロンドン、ニューヨーク、トロワのいずれの場所でも、メゾンの真髄を反映しながら作られた一つひとつの作品は、独自のストーリーを語っています。卓越したクラフトマンシップへの取り組みに加え、ジャン・ルソーは独立時計師を積極的に支援することで、この伝統ある分野における革新性と創造性の保護と促進に貢献しています。

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