ジャン・ルソー社で、特別な意味のあるチームワーク 精神 ジャック・ボーディエ
by Jacques Bordier
ジャン・ルソー社にとってチームワーク 精神は、他社との差別化を図る為に、とても重要な要素の一つであると確信しています。高級製品を生産することへの誇りや、地域密着型で家族的な社風は、我々が工場の中で作り上げ、共有しているものと同様に大切なものです。もちろん、それだけでは十分ではありません。このチームワーク精神は、毎日の業務の中で努力しなければいけませんし、忠実に続けていかなければいけません。
優秀な人材の採用は、チームワーク精神への大切な鍵の一つです。弊社では、地域密着型人材育成というプランを採用する為、何年か前にブザンソンの工場があるフランシュ・コンテ地方内の学校を数軒訪問し、弊社のニーズに適した専門課程のある学校のトレーニングマネージャーに会いました。また、皮革製品について興味深いカリキュラムがいくつか組まれているモンベリヤールのレ・ ユイスレ校と特権的なパートナーシップを結んでいます。
求人に必要な応募資格に加えて、刺繍や模型製作のような情熱を持っている人達を当社の採用担当者達は待っています。皮革に染色する工程でも、本当の意味でのアーティストを待望しています。仕事に情熱や熱意を持って取り組めることは、正確さと厳格さを必要とする作品製作にとても役に立ちます。
職場内の相互尊重(リスペクト)、会社への忠実心、ノウハウの認識、功績という弊社の価値観は、未来の共同研究者達と共有することが出来、社内の良い職場環境に貢献するという点や、社内のキャリアアップにも重要だと確信しています。
入社してくる人達を大切に考えているので、興味深い研修カリキュラムを行い、彼らの期待に応えようとします。毎年、特定のソフトウェアの進化に関するスキルの更新、新しい機材や技術研修、会社の海外進出に向けた英語の学習など、技術的な開発に必要以上の予算を費やしています。これらの研修は、経験豊富な共同研究者または外部からの講師によって社内で行われます。2007年から、フランスの伝統工芸の卓越性の職人技に対して贈られるEPV(無形文化財企業)認定書を授与しています。私達は、次世代へ知識の伝達を容易にし即戦力となる人材育成の為に、学校を創立することも検討しています。
チームワーク精神は、日々の些細なことの積み重ねが実は非常に重要です。我が社の活動的な社内運営委員会が、我が社にとっての重要なイベントとして、2つの生産工場の従業員全員とその家族と一緒に、毎夏に大きなピクニックや、年末にパーティーを開催します。 私は遠くの子会社に出向く時、必ずそこのチームの皆さんと夕食を共にします。ジャン・ルソー社は、一般的にある役員達の特権や会社内の階級という概念をなくし、駐車場もカフェテリアも従業員全員が気軽に利用出来るようになっています。そして、会社への帰属意識を高める為に、従業員達にユニフォーム(職人は白、他の技術関係者達は青)着用を奨励していますが、まだ全員に定着されていません。しかし私はチームワーク精神の名において諦めません!